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由比港で東京・大田区の子どもたちが地引網体験――JF全漁連の協力で、未利用魚をフードバンクへ寄贈――

静岡県・由比港でこのたび、東京大田区の子どもたちを招いた「地引網体験イベント」が開催されました。地元の漁師たちが普段行っている漁を、子どもたちにも実際に体験してもらうことで、海の恵みへの理解を深め、食や自然に対する興味を広げてもらうことを目的とした取り組みです。今回は JF全漁連(全国漁業協同組合連合会) の全面的な協力を得て実現しました。

当日は朝から快晴で、参加した子どもたちは網を力いっぱい引きながら、「魚が入ってる!」「重いけど楽しい!」と歓声を上げていました。網の中にはサバやイワシ、シラスなど、由比の近海で獲れる多様な魚種が入り、漁師から「どんな魚が市場に出るのか」「なぜ獲れても使われない魚があるのか」といった話を聞く場面も。子どもたちは普段の食卓では触れることが少ない“海の現場”を目の前にし、真剣な表情で耳を傾けていました。

今回のイベントでは、地引網で獲れた魚のうち、市場に出回りにくいサイズや規格外の魚——いわゆる 未利用魚 について、食品ロス削減と地域支援の観点から積極的に活用することが大きなテーマでした。由比港の漁師たちとJF全漁連の協力により、これらの未利用魚をしっかり選別し、東京大田区の フードバンク を通じて地域の子育て家庭や子ども食堂に寄贈する取り組みが行われました。

寄贈された魚は、栄養価が高く、子どもたちの成長にも役立つ食材ばかりです。フードバンク担当者からは「このような新鮮な魚をいただけるのは本当にありがたい。子ども食堂でも大変喜ばれる」との声が寄せられています。

今回の地引網体験は、 海の資源を大切にしながら、地域と都市、漁業と子どもたちをつなぐ 新しい学びの場となりました。由比港の漁師たちとJF全漁連、そしてフードバンクが連携することで、「食の循環」をより豊かな形で子どもたちに伝える機会になり、参加者たちは充実した表情で港を後にしました。

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